拡大する写真・図版M-1ファイナリストの錦鯉。長谷川雅紀(左)と渡辺隆=2020年12月11日、京都市東山区のよしもと祇園花月

[PR]

 結成15年以内の漫才日本一を決める、師走の風物詩「M-1グランプリ」が20日、決勝を迎える。サンドウィッチマン、霜降り明星、ミルクボーイ……。多くの芸人たちが劇的なサクセスストーリーをつかみ、全国区へ躍り上がるきっかけとなった舞台だ。

 12月2日の準決勝で、過去最多5081組の中からファイナリスト9組が決まった。敗者復活枠の1組を加えた10組で争う決勝に、なんと49歳と42歳の中高年コンビが挑む。その名は「錦鯉(にしきごい)」。11日夜、京都・よしもと祇園花月でのライブ出演を終えたばかりの2人がインタビューに応えた。

     ◇

お笑いの年収32万円

――■2012年にコンビを組むまでのそれぞれの道のりは?

 長谷川雅紀(ボケ担当) 地元の札幌に吉本興業の事務所ができた時、高校の同級生とオーディションを受けて活動を始めました。同級生とのコンビはいったん解散し、ピン芸人でやっていたんですが、別れた相方が「再結成しないか」「ゼロから再出発したい」。それで、30歳のときに2人で上京しました。

 東京に来て2、3年はフリーでしたが、お笑い部門を立ち上げたSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)に面接で入りました。でも、コンビでやっていた相方が体を壊して札幌に帰ることになり、またピン芸人に戻りました。(渡辺)隆と組んだのはそれから1年たつかたたないか。40歳の時です。

 渡辺隆(ツッコミ担当) 僕は東京NSC(吉本興業の養成所)の5期生で、平成ノブシコブシやピースは同期です。最初のコンビで5年くらい活動してから吉本を辞めまして。別のコンビで1年くらいフリーでやってから、SMAに所属しました。そのコンビも解散してピン芸人をやっていた時に、ピンだった雅紀さんに声をかけたんです。

――■芸歴は何年になりますか?

 長谷川 26年目です。バイきんぐが「キングオブコント」で優勝した時、苦節16年とか言われていましたけど、それをはるかに超えちゃっています。

 渡辺 僕は21年目。お笑いを始めたころに結婚した同級生の子どもが、もう成人式を迎えたそうです。

拡大する写真・図版長谷川雅紀(左)と渡辺隆=2020年12月11日、京都市東山区のよしもと祇園花月

――■M-1の決勝進出者会見でアルバイトをしていると話していました。年収は?

 長谷川 去年のお笑いの収入は32万円でした。芸人の稼ぎが少ないから、水道料金徴収のバイトをしています。月15日くらい出勤して、月収10万~14万円くらい。年収200万円いきませんでした。

 渡辺 お笑いの収入は同じくらいですけど、僕は今も実家住まいなんで。青果市場の野菜の仕分けのバイトで月収11万~12万円くらい。M―1の決勝が決まってから、スケジュールが立て込んでバイトに行けていません。

後半の読みどころ
芸人を続けてきたのはなぜ?元吉本芸人がM-1決勝に進む心境、史上最年長優勝への思いなどを聞きました。

 ――■売れなくても、ここまで…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら