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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐって収賄罪で起訴された衆院議員・秋元司被告(49)が贈賄側に虚偽証言を依頼したとされる事件で、組織犯罪処罰法違反(証人買収)罪の共犯に問われた2人の判決公判が15日、東京地裁であった。野原俊郎裁判長は、淡路明人被告(54)に懲役1年2カ月執行猶予3年(求刑・懲役1年2カ月)、佐藤文彦被告(50)に懲役1年執行猶予3年(同)を言い渡した。

 判決は2人と秋元議員との共謀を認定。支援者だった淡路被告が秋元議員から相談を受けて具体的な計画を練り、共通の知人だった佐藤被告が実行犯として贈賄側に計3千万円の現金提供を持ちかけたと認めた。そのうえで「周到に計画された執拗(しつよう)な犯行」と指摘し、「社会の耳目を集める収賄事件の適正な審判の遂行を著しく損ないかねない悪質な司法妨害行為だ」と批判した。

 証人買収罪は2017年施行の改正組織犯罪処罰法で新設され、今回の事件で初適用された。秋元議員は収賄罪、証人買収罪ともに否認しており、裁判の見通しは立っていない。(根津弥)