プーチン大統領がバイデン氏に祝電「協力する用意ある」

アメリカ大統領選2020

モスクワ=石橋亮介
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 ロシア大統領府は15日、プーチン大統領が、米国のジョー・バイデン前副大統領に大統領選の勝利を祝う祝電を送ったと発表した。祝電では米ロ間には「見解の違いがある」としつつ、米ロは「世界が直面する課題の解決に真の貢献ができる」とし、「あらゆる方面であなたと協力する用意がある」と期待を示した。

 米国で14日、選挙人による投票でバイデン氏が過半数を獲得したことを受け発表した。11月の米大統領選後、各国首脳が祝意を示す中、プーチン氏は「結果が法的に未確定」だとして祝意を示していなかった。

 プーチン氏は2016年の米大統領選では、トランプ大統領の当選確実が報じられた直後に祝電を発表し、米ロの協力に強い期待を示していた。だが、米ロ関係はその後むしろ悪化。米ロ間で唯一残った核軍縮条約の新戦略兵器削減条約(新START)の失効期限が来年2月に迫っている。

 バイデン氏は、米ロ関係が極度に悪化するきっかけとなった14年のウクライナ危機の際の副大統領で、今後もロシアに厳しい姿勢をとるとみられている。プーチン氏は、バイデン氏への警戒感から前のめりの祝意や期待の表明を控え、バイデン氏側の動きを待っていたとみられる。(モスクワ=石橋亮介)

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