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 長野県佐久市臼田で14日午後10時50分ごろ、村山統一(のりかず)さん(50)方の木造2階建て住宅が全焼する火事があり、焼け跡から子ども4人の遺体が見つかった。県警佐久署は、所在が分からない村山さんの10歳の息子と、友人家族の3~8歳の子ども3人とみて、身元や出火原因を調べている。

 同署によると、火事は隣接する住宅にも延焼し、約5時間後に鎮火した。出火当時、村山さん夫婦は不在で、村山さんの息子と、妻の友人女性とその子ども4人の計6人がいたとみられる。この女性と1歳の子どもは避難して無事だった。

 4人の遺体の損傷が激しく、身元特定には時間がかかる見通し。同市に隣接する佐久穂町の私立小学校と町立保育園によると、児童2人、園児2人が犠牲になった可能性があるという。同署幹部は「屋内からの出火で、就寝中だったとみられる」と説明している。

 隣に住む女性(69)は、飼い犬のほえる声で目が覚めて火事に気づいた。村山さん宅は「全体が炎に包まれていた」といい、赤ちゃんを抱いた母親が自分の家の2階ベランダに飛び移り、助けを求める姿を目撃。近くにいた男性が踏み台に乗り、赤ちゃんを受け取って助けたという。この女性宅も全焼した。

 ほかの近隣住民によると、村山さんは東京都在住で、昨春にこの場所に家を借りた。妻と佐久穂町の私立小学校に通う息子が主に住み、週末に村山さんの姿を見かけることが多かったという。

 また、別の住民によると、村山さん宅には息子の小学校の友人らが遊びに来て、よく「お泊まり会」をしていたという。「夏には庭でバーベキューをしたりして仲が良さそうだった。学校の友人が台風被害にあった時には避難先として受け入れていた」と話した。

 現場は県東部の千曲川沿いにあるJR小海線龍岡城駅の西約1キロの住宅街。