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 ナイジェリア北部カツィナ州カンカラで11日、寄宿制の男子中等学校で多数の生徒が武装集団に連れ去られる事件があった。AFP通信によると、軍の報道官は14日、生徒333人が行方不明と説明。同国のイスラム過激派ボコ・ハラムが15日、犯行を認める声明を同通信を通じて公表した。

 現地メディアによると、11日午後9時45分ごろ、自動小銃を持った武装集団が政府科学中等学校を襲撃。駆けつけた警察などが応戦し、武装集団は森林に撤退したが、生徒らが連れ去られたという。

 AFP通信によると、ボコ・ハラムは15日、同通信に対し、犯行を認める音声の声明を送ってきた。声明はボコ・ハラムの指導者であるアブバカル・シェカウ容疑者の声とみられ、「西洋の教育はイスラム的でなく、アラー(神)と預言者によって認められたものではないので、襲撃を実行した」と語っているという。

 同通信によると、軍は12日以降、武装集団の隠れ家を特定し、軍事作戦を開始した。また、カツィナ州の州知事は14日、武装集団側が「政府に接触してきた」と明らかにしたという。

 ナイジェリア北部では2014年4月、ボルノ州で中等学校がボコ・ハラムに襲撃され、女子生徒276人が略取される事件が起きた。(遠藤雄司=ヨハネスブルク、杉崎慎弥