[PR]

 茨城県の大井川和彦知事は15日、過去1年間に23回、家族が暮らす千葉県浦安市との行き来に公用車を利用していたと明らかにした。この日発売の写真週刊誌「フラッシュ」に問題視する記事が掲載されたことに対し、「私的な利用にはあたらない」と釈明した。

 同誌は大井川氏が3日午後、浦安市の自宅マンションに運転手付きの公用車で帰宅した際の姿をとらえた写真を掲載。私的な目的のために公用車をたびたび使っていると指摘した。大井川氏は普段、家族と離れて水戸市内のマンションで暮らしているが、県の秘書課によると同日は公務とは関係のない用件で帰っていた。

 県は11月28日から、新型コロナウイルスの感染が拡大していた市町の住民らに外出の自粛を要請。マンションを訪れた翌日の4日には、県内で過去最多となる85人の新規感染者が明らかになっていた。

 県は知事専用車について要項で「原則として公務で使用する」と定めている。大井川氏は15日、報道各社の取材に応じ、直近の1年間に23回にわたり公用車でマンションを訪れたことがあるとした上で、「ほとんどが東京などで公務があった」と説明。さらに「所在がどこであろうと危機管理できる態勢を作っている」と強調した。

 ただ、このうち7回はマンションとの往来のためだけに利用したといい、「見直しが必要であれば柔軟に対応したい」と話した。(片田貴也、久保田一道)