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【朝日新聞ポッドキャスト】 なぜ十三市民病院が選ばれた?

 医師や看護師の相次ぐ退職で、窮地に陥っている大阪市立十三市民病院(同市淀川区)。抱える課題は、人手不足だけではありません。専門病院になってから7カ月。全国初のコロナ専門病院は、今どうなっているのでしょうか。

 前回に引き続き、十三市民病院の中に入って取材をした大阪社会部の山中由睦記者に話を聞きました。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は以下の通りです。

 ・重症化した患者の転院が難航

 ・突然の専門病院化で課題山積。職員への誹謗(ひぼう)中傷も

 ・総合病院の専門病院化に限界。新設の必要性

有料会員の方は
音声の主な内容をテキストでも確認していただけます(音声の内容をそのまま書き起こしたものではありません)

 Q:職員が相次いで退職し、人手不足に陥っている十三市民病院。他にも大きな課題があるようですね?

 山中:十三市民病院は、肺炎などの症状はあるものの、自力呼吸はできる中等症患者の専門病院です。そのため、体外式膜型人工肺(ECMO)はなく、人工呼吸器も2台しかありません。しかし、中等症患者も容体が悪化することがあります。重症化した場合、十三市民病院は府の窓口を通じて重症者対応の病院に転院させようとするんですが、しばしば難航しているようです。

 大阪府の重症病床の確保数に占める使用率は、8日に70%を初めて超えました。これを見越して府は3日に「医療非常事態宣言」を出し、感染拡大の独自基準「大阪モデル」で赤信号を点灯させています。

 重症病床が逼迫(ひっぱく)する中で、中等症患者の状態が悪化しても、簡単には受け入れ先が見つからない事態が起きています。こうした現状に対し、西口幸雄院長は「うちには戦う術(すべ)がない」とかなり強い危機感を示しています。

 Q:様々なしわ寄せが十三市民病院に来ているのですね。しかし、数ある病院の中で、なぜ十三市民病院がコロナ専門病院になったのでしょうか?

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