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 36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件で、青葉真司容疑者(42)が16日、殺人などの罪で起訴された。事件の直後、全身に重いやけどを負った青葉容疑者の治療を担当した医師は朝日新聞の取材に応じ、「犠牲者と被害者、それに残されたご家族に、まずは謝罪の気持ちと言葉を向けてほしい」と語った。

 事件の2日後、青葉容疑者はやけどを専門的に治療する大阪府内の病院に移送されてきた。全身の93%にやけどを負い、大部分は皮下組織にまで達していた。捜査機関から「犠牲者や遺族のためにも、刑事裁判を受けられるまで回復させ、事実を明らかにしたい」という思いを託されていたが、担当医は「正直、助からないと思った」という。

 「聞こえますか」。事件発生の約1カ月後、担当医が問いかけると、ベッド上の青葉容疑者は目を開け、うなずいた。これまでに5回手術をしたこと、さらに4回以上の手術が必要になることを告げた。「がんばれるか」。そう尋ねると、再びうなずいた。

 さらに、約1カ月後。青葉容疑者は泣いていた。理由を尋ねると、発声チューブを通じて告げられた。「もう一生声が出ないと思っていた」。意思を伝えられるまで回復したことを感謝された。ただ、「どうせ死刑になる」と漏らしたこともあった。

 「どんな理由があっても人の命…

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