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 高知県奈半利町のふるさと納税に絡む汚職事件で町職員らへの贈賄罪などに問われた返礼品の納入業者で同県安芸市の水産会社長、松村通成被告(31)の判決公判が16日、高知地裁であった。吉井広幸裁判長は、松村被告に懲役2年執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 県警によると、ふるさと納税をめぐる汚職事件としては全国初の摘発例。担当職員ら計7人が収賄、贈賄罪などで起訴された。一連の事件で判決は初めて。

 判決によると、松村被告は返礼品の取り扱いを優遇してもらう見返りに、町の地方創生課元課長補佐柏木雄太被告(42)=受託収賄罪などで起訴=らに2018年9月~19年2月、現金計約180万円を渡した。

 吉井裁判長は「社会の信頼を害した程度は小さくない」と指摘する一方、返礼品事業を続けるためには柏木被告の賄賂の要求を拒むことが困難だったなどとして執行猶予が相当とした。(湯川うらら)