北村有樹子
拡大する長女乃愛ちゃんの額に「小」と書いてお宮参りした原真由さん(左)と大樹さん=大阪市住吉区、滝沢美穂子撮影
京都の神社に昨年、長男のお宮参りに出かけた。控室で待っていると、京都市出身の私の父親が、うとうとしている長男の額に口紅で「大」の文字を書いた。
「そういえば、そんなしきたりがあったな」と思い出した。実家でアルバムをめくると、祝い着を着て祖母に抱っこされた私の額にも、「小」の文字が赤く書かれていた。関西に縁のない友人に長男の写真を見せたが、「初めて知った」と物珍しそうだった。
佛教大の八木透教授(民俗学)…
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朝日新聞社会部