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 指揮者でオーボエ奏者の延原武春の新譜「アヴェ・マリア 延原武春 心のオーボエ vol.2」が発売中だ。2003年、04年以来となる3作目で、演奏活動60年の「集大成」と位置づけている。

 表題曲のアヴェ・マリアは、バッハ/グノー、シューベルト、カッチーニの三大曲を収録。バロックを中心に、モリコーネの映画音楽やプーランクなども織り交ぜた。「演奏会では、前奏が始まった途端に拍手がくる」という人気曲で、見岳章作曲の「川の流れのように」も入っている。

 コロナ禍の6月に録音。「何のために音楽をするか、目標を失っている気がしていた。聴く人に何かを提供するための音楽がしたい」という思いを込めた。

 日本テレマン協会の音楽監督として、半世紀以上にわたり古楽界を牽引(けんいん)。指揮活動に情熱を注いできたが、音楽家の原点はやはりオーボエだ。「批判を受けてやめようと思ったこともある。でも僕は一つの筋が通った音楽家でありたい。自分の中心であるオーボエをやめると終わってしまうと思って続けてきた」と活動を振り返った。

来年1月に60周年記念公演

 全17曲。税別2500円。また、60周年を記念して、来年1月21日に記念公演を、同月29日にはピアノの小林道夫と約50年ぶりに2人でのリサイタルを行う。いずれも大阪市内で、問い合わせは協会(06・6345・1046)へ。(富岡万葉)