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 共産党が次期衆院選に向け、新しい政党ポスターを発表した。キャッチフレーズに「やさしい政治」を掲げた。菅政権の新型コロナウイルス感染拡大への対応や、自助を強調する政治姿勢を「冷たい政治」と位置づけて違いをアピールする狙いだ。

 小池晃書記局長は14日の記者会見で、「コロナ危機から国民の命と暮らしを守ることを最優先に、菅政権の『冷たい政治』から『やさしい政治』に変えよう」と語った。

 ポスターには「オール野党で政権交代」とも記した。小池氏は「共産も加わる野党連合政権をつくろうという意思を確認していきたい」と述べた。

 一方、同党は15日、党本部(東京・千駄ケ谷)で党中央委員会総会を開いた。志位和夫委員長は来年4月末までを「総選挙躍進特別期間」とし、全国で計500万人の後援会員を集める目標を打ち出した。

 現在、全国に2万弱ある党支部のうち約半数が後援会を持つが、全支部で後援会を結成し、会員を現状の330万人から500万人に増やすことを目指す。さらに、党員を3500人、機関紙「赤旗」の購読者を約1割増やすという目標も盛り込んだ。

 ただ、目標の実現は容易ではない。この30年間で党員は約50万人から約27万人に、赤旗の読者数(日刊と日曜版など含む)は約300万人から約100万人に減っている。

 志位氏は総会で「前政権を上回る強権ぶり、冷酷さをあらわにしている菅政権を続けさせるわけにはいかない」とし、「共産党躍進の政治的・組織的な勢いをいま作り出すことが、きたるべき総選挙を政権奪取の選挙にしていく最大の力になる」と訴えた。(小林豪)