【スライドショー】福岡県太宰府市の暴行死事件で、被害者遺族を脅迫する被告らと、遺族の記者会見の音声
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 福岡県太宰府市で昨年10月に起きた女性暴行死事件をめぐり、遺族から事前に相談を受けていた佐賀県警の対応が問題になっている。遺族は16日、福岡市内で初めて記者会見に臨んだ。「警察がちゃんと対応してくれていたら、命がなくならなくても済んだかもしれない」。遺族は第三者による再調査を求めた。

 会見では、後に死体遺棄容疑で逮捕される男女から脅されたとして、遺族が県警に被害届を提出しようとしたが、断られたことも明らかになった。一方で、県警が遺族に開示した内部文書「相談簿」には、遺族の思いに反し、「被害届等の意思」について「現在のところなし」とされ、「解決」案件とされていた。

 遺族によると、相談したのは昨年6月下旬~10月上旬の計14回。暴行死事件で逮捕・起訴された3被告の起訴状によると、高畑(こうはた)瑠美さん(当時36)が暴行を受けて亡くなり、遺棄されたのは9月下旬~10月20日。高畑さんの母親は「ちゃんとした行動をとってもらえたら、違う形になっていたと思う」と話した。

 遺族は、佐賀県警側に相談した際のやり取りの一部を録音。16日の記者会見では、音声データを公開した。

 県警は一連の対応について、これまで「女性にただちに危険が及ぶ内容ではないと判断した」と説明。関係者の処分や再調査は否定してきた。杉内由美子本部長も県議会や県警の定例会見で同様の説明を繰り返し、報道陣の取材には直接応じていない。

 県警は16日、報道陣の取材に「遺族に対しては今後も引き続き対応していく」とし、再調査については改めて否定した。(松本江里加、宮坂知樹、大村久)

「家族思い。心の支えになっていた」

 遺族による会見の要旨は以下の通り。

【佐賀県警への相談…

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