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 中国が、米国、旧ソ連に続いて44年ぶりに、月の土を持ち帰る「サンプルリターン」を成功させた。昨年は世界で初めて無人探査機を月の裏側に着陸させるなど、急速に探査技術を蓄積している。世界に先駆けて月で水資源などの発見を目指しているとみられ、有人月探査の計画も進んでいる。

 中国の月探査計画は2004年に始まった。13年に就任した習近平(シーチンピン)国家主席が「宇宙強国の建設」を推し進め、米国やロシアを急速に追い上げてきた。今年7月には火星無人探査機「天問1号」を打ち上げ、独自の宇宙ステーションを22年までに建設する計画も進めている。

 中国は、月探査だけでも今後のプロジェクトが目白押しだ。国家宇宙局は昨年1月の時点で、今回の嫦娥(じょうが)5号がサンプルリターンに成功したら、次は6号を月の南極に着陸させ、さらにサンプルを持ち帰る計画を明らかにしていた。

 月の南極や北極周辺には水が氷の状態で眠っているとの研究結果がある。水が見つかれば、水に含まれる水素をロケット燃料にしたり、月に滞在する宇宙飛行士の飲料にしたりできる可能性がある。米航空宇宙局(NASA)も、水の探査のため23年に無人探査車を南極に送る計画を発表している。

 中国は南極で水資源の探査を念頭に置いているとみられ、5号が持ち帰った土などを分析したうえで、6号の打ち上げ計画を詰める。

宇宙飛行士を月面に送る計画も

 共産党機関紙・人民日報のウェ…

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