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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた今季のプロ野球をめぐり、12球団の社長らが朝日新聞の取材に応じた。DeNAの岡村信悟・球団社長が、オンラインでのインタビューで今季を振り返った。

 ――コロナ禍で開幕が延期、無観客開催と異例のシーズンとなった今季をどう振り返りますか。

 「世の中の誰にとってもそうですけど、困難な1年でした。我々は事業で見ると、昨年までずっと右肩上がりだった。今年は3年半越しで横浜スタジアムの改修が終了。去年は球団史上最高の約228万人の観客動員があり、今年はもっといくんだと。かつ、東京オリンピックで横浜スタジアムを世界に発信できるということで、ものすごく飛躍を期待していた年だった。それが無観客での開幕となり、(最終的に観客動員は)約46万人。非常に大変な年だったというのは間違いない」

 「チームも事業側のメンバーも奮闘努力をして、無観客から5千人、そして球場の収容人数の半数、それから(10月末から)3試合だけですけど、動員制限をとった形で、神奈川県、横浜市、内閣官房、そしてなんといっても地域、ファンの皆様のご理解を得ながら、技術実証というところまでやりました」

 ――12球団に先駆けて行った技術実証(10月末から満席に近い形で3連戦を開催)は大きなチャレンジでした。

 「人間が当たり前の日常を取り戻すためには、一歩ずつでも進まなければいけない。コロナに対しては、社会的な共通認識がまだできていないので様々な議論がありますけれど、どこかの球団が先導して、しっかりと次のステージに進むための準備をしなければいけない。色んなご意見があると思います。『ビジネスのためにやった』とも言われていますけど、持ち出しで実施していますので、もうけはまったくないです。『ビジネス』ではなく、『文化』をつないでいく。地域の人たちがハマスタというところで、人がつながる感覚というか、やっぱり生きててよかったねと感じる。そういうものをみんなでつないでいかなければいけない」

 ――どんな経緯で技術実証は実現したのですか。

 「コロナ禍がどう続くかわからないけど、状況を見ながらしっかりと回復していくために、なんとか今年度中に通常の状態の興行をやりたいと思っていました。今年のうちにビジネスを成立させる、ということではなく、来年以降につなげるという意味で。何もせずに足踏みして、何の知見もたまらなかったら、年月というのは待ってくれないので、すぐに次の年になる。たえず文化を継承していくというか、元の状況になんとか戻していきたいと」

 「実際、ファンの皆様もマスクをし、熱を測る、応援のときになるべく声を出さない。この楽しみを得るために、この文化を続けるために協力していただいている状況の中で、密になっていないかとか、仮に発症した場合にアプリで追跡ができるとか。それぞれが協力することで、環境を作ることができるということを、それなりに証明できたのではないかと思います」

 ――今後も、すぐには球場にファンが戻ってくるものではない中で、「バーチャルハマスタ」など、オンラインでの取り組みには手応えを感じられたのでは。

 「ベイスターズは12球団に先…

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