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 自民党内で予定されていた会食の中止が相次いでいる。中止の判断が下されたのは、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、菅義偉首相が5人以上で会食した14日以降が大半だ。首相の会食に対する世論の批判の高まりを受け、急きょ「忘年会」を取りやめているようだ。

 「忘年会ですが、依然として収まりを見せない新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、中止とさせて頂くことになりました」。こんな文面の文書が16日、自民党・二階派所属議員に届いた。忘年会は翌17日に予定されており、文書には山口壮・事務総長名で「至急」とも書かれていた。

 政府が感染防止策として会食は少人数で行うよう呼びかけるなか、菅首相が都内のステーキ店で5人以上の会食に出席したのは14日夜。二階派からは二階俊博幹事長と林幹雄幹事長代理が出席していた。この会食には与野党から批判の声が上がり、首相は16日に「国民の誤解を招くという意味においては真摯(しんし)に反省をしている」と陳謝した。

 会食を中止にする動きは、二階派以外にも広がっている。岸田派は17日に予定されていた当選回数別の忘年会を中止にし、石原派の一部と谷垣グループの会食や、二階氏と総務会メンバーとの忘年会も中止を決めた。二階派幹部は「実施すれば他に与える影響が大きいので取りやめた」と語る。