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 神戸大学は、兵庫県内の病院などから提供された約1万人の血液を調べた結果、0・15%で新型コロナウイルスの感染経験があることが分かったと17日、発表した。この結果から、実際の感染者は感染確認された人の2~3倍いると推定できるとしている。

 大学院医学研究科が8~10月、県立5病院と健康診断を実施する1施設から、発熱外来を除く外来患者や健康診断受診者ら(平均62歳)計1万377人分の血液の提供を受け、ウイルスが体内に入った際に作られる中和抗体の量を調べた。1万人規模で中和抗体を調べた調査は国内初という。

 その結果、中和抗体を持っていたのは0・15%にあたる16人。血液を提供した病院がある県内の瀬戸内海沿岸部の人口約450万人に照らすと、6千~7千人が感染経験者という計算になった。10月1日時点の県内の感染者は累計2738人で、実際はその2~3倍が感染経験者だと推定できる結果になったという。