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 岡山市北区の県児童養護施設等協議会に、今年もランドセル10個が届けられた。「岡山のタイガーマスク」を報じた2015年の新聞記事を読んだ贈り主が、匿名で始めたプレゼント。手書きの手紙には、高齢のために今回で最後とし、次の人が現れることを願うと、つづられていた。

 贈り主は年齢や性別を明かしていないが、「岡山のタイガーマスク」を名乗る人物が、匿名でランドセルを5年間送り続けたという朝日新聞岡山版の記事(15年1月16日掲載)を読み、寄贈を決めたという。

 16年以降、毎年のように男児用と女児用のランドセル計10個を送り続けた。今回で最後とすると記したのは、協議会の事務局あての手紙。《長く続けられず、申し訳なく思っております》と結ばれていた。

 毎回、子どもあての手紙も添えられた。今回は《しょうがっこうで せんせいやともだちとげんきで たのしく すごせるように こころから いのっています》とのメッセージが書かれていた。

 ランドセルは17日、県内の5施設に配布された。「悲眼院」(岡山県笠岡市)の高橋昌文院長は、ランドセルをもらった子が入学前にうれしそうに背負って歩いていたエピソードを披露。「ランドセルは入学の喜びを実感させてくれる。どなたかが続けてくださるなら、ありがたい」と話していた。(菅野みゆき)