新型コロナウイルスの感染拡大が北海道内で続くなか、治療にあたる看護師らが苦境に直面している。院内感染の恐怖におびえ、人手不足で疲労がたまるうえ、いわれない中傷を受けるケースも出ている。現場からは「心身ともにもう限界に近づいている」との声も上がっている。(斎藤徹)
「医療崩壊の一歩手前。綱渡りの毎日だった」。道東の病院に勤務する50代の女性看護師は、今月上旬までの2カ月間を、そう振りる。
勤務先は一般病床が130床以上と、地域では比較的大きな病院だ。10月下旬以降、近隣で発生したコロナ患者を受け入れてきた。人手不足の中、病院はコロナ患者の担当者を各病棟から募って対応していた。
そこへ11月下旬、病院に勤務…
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朝日新聞社会部