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 行方不明になっていた山口県美祢市の90代女性を山中で発見したとして、美祢署は17日、嘱託警察犬ミリー号と飼い主の河本久美子さん(43)に感謝状を贈った。

 ミリー号に出動要請が入ったのは7日午後10時すぎ。河本さんによると、ミリー号は女性が使っている枕カバーのにおいを元に、美祢市内の山道をたどっていった。辺りは真っ暗で、倒木を乗り越えながら進んだ。ミリー号は女性宅から1キロほど離れた山中まで河本さんや署員を案内。1時間ほどで山道の脇に横たわる女性が発見された。河本さんは「無事に発見できて何よりうれしい。ミリーを褒めてあげたい」と話した。

 嘱託警察犬は民間で飼育されている警察犬で、年に1度の審査に合格する必要がある。7歳のミリー号が初めて嘱託を受けたのは2018年。河本さんは訓練資格は持っていないが、足跡をたどらせたり、隠れている人を見つけさせたりして練習を積んだという。

 山口県警鑑識課によると、県内の嘱託警察犬は現在28頭。今年は11月末までに犯罪捜査で2回、行方不明者の捜索で27回出動した。

 来年嘱託される警察犬の審査は11月19日にあり、残されたにおいを追跡する「足跡追及」や犯人のにおいをかぎ分ける「臭気選別」に32頭が挑戦。シェパードやラブラドルレトリバーなど30頭が合格した。(寺島笑花)