[PR]

 佐賀県が国の新型コロナウイルス対策の交付金を使い、県庁前に作ろうとしていた「佐賀誓いの鐘」(仮称)。県議会は16日の定例会最終日、「鐘」削除の修正案を全会一致で可決した。修正案を出した最大会派の自民党県議団は、知事選で山口祥義知事を支えた一大勢力でもある。何があったのか。

 2015年の初当選時の知事選では、首相官邸・自民党本部が武雄市長だった樋渡啓祐氏擁立を主導。これに反発した一部の自民勢力や首長、JAなどが山口氏を推した。山口知事は当選直後から「執行部と議会は車の両輪」と話し、当時の自民党県議団の留守茂幸会長も「ノーサイドで山口県政を支えていこうと確認した」と、互いに融和を打ち出した。

 続く18年の知事選。自民党県連は、山口知事を県連の事務所に呼び、推薦に関して面接しようとしていた。JAグループ佐賀の政治組織「県農政協議会」は、先に推薦を決めると、金原寿秀会長が自民党県連の対応を「なぜ(推薦を)ちゅうちょするのかよく分からない」と語り、県庁に出向いて推薦状を渡した。

 自民党県連はその後、幹部が県庁で政策を確認し、推薦を決めた。ある県議は「知事が強気になり、力関係が変わってしまった」と振り返る。

 昨年12月の県議会では、山口…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら