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 代表的な暗号資産(仮想通貨)ビットコインの取引価格が16日、初めて2万ドルを上回った。暗号資産情報サイトのコインマーケットキャップによると、16日の最高値は2万1458ドル。17日には2万3千ドルをつけて最高値を更新した。

 新型コロナウイルスによる景気悪化で、各国の中央銀行が金融緩和を進めている。主要通貨に代わる投資先として暗号資産にお金が集まっているとみられる。

 ビットコインはブロックチェーン技術を使った分散型の暗号資産で、裏付け資産がなく価格が変動しやすい。2~3月には感染拡大による市場の混乱で現金化の動きが広がり、1万ドル台から半値以下に急落。秋以降は価格が急回復した。

 日本の暗号資産取引所ディーカレットでは、ビットコインの取引価格が17日に220万円を超えた。同社暗号資産事業グループヘッドの紺野勝弥氏は「オンライン決済大手ペイパルの暗号資産ビジネス参入など、金融機関や北米の機関投資家の資金が暗号資産に流入している。個人投資家主体で価格が急上昇した2017年と違い、機関投資家からも新たな金融資産として認識され始めているのではないか」と話す。(渡辺淳基