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 フランスのアタル政府報道官は17日に出演したテレビ番組で、新型コロナウイルスに感染したマクロン大統領(42)の容体について「せきと強い疲労感がある」と説明した。大統領府によると発熱の症状もあるという。

 マクロン氏は17日午後、少しやつれた様子で政府の途上国援助に関する会議にテレビを通じて参加。その後、官邸と公邸を兼ねるパリの大統領府(エリゼ宮)を離れ、郊外のベルサイユにある別邸に移動した。1週間ここで自主隔離しながら執務を続けるという。ブリジット夫人(67)は検査の結果陰性で、大統領府に残る。

 仏紙ルモンドなどによると、マクロン氏は16日夜、与党の重鎮ら10人ほどを大統領府に招いて夕食をともにした。夜間外出禁止令が出ているだけでなく、政府は食卓を囲む人が6人を超えないよう呼びかけているだけに、野党の一部は「警察は何をしているんだ」などと皮肉っている。

 マクロン氏と14日に会談した欧州連合(EU)のミシェル首脳会議常任議長(大統領に相当)も自主隔離する。一方、仏メディアによると、16日の仏政府の閣議に参加した閣僚は濃厚接触者とみなされず、カステックス首相をのぞいて自主隔離はしないという。(パリ=疋田多揚)