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 爪水虫などの治療用の飲み薬に睡眠導入剤の成分が混入した問題で厚生労働省は週明けにも福井県の医薬品メーカー、小林化工(本社・福井県あわら市)の工場を立ち入り調査する。医薬品医療機器法(薬機法)で定められた製造管理や品質管理の基準に違反している可能性があり、工場の製造記録などを調べる。

 同社は製造・販売する経口抗真菌剤のイトラコナゾール錠について、睡眠導入剤の成分が混入したり、承認を受けていない工程で製造したりしていたとして自主回収を進めている。17日までに健康被害を訴えた人は、一部重複が判明したため3人減って154人。入院または救急搬送された人は35人。服用の影響とみられる交通事故は1件増えて21件に上る。

 厚労省によると、立ち入り調査は医薬品医療機器総合機構(PMDA)と福井県とともに計10人程度で行う。工場の製造記録の確認や、従業員からの聞き取りなどを予定しているという。調査は数日間かかるとみられ、必要があれば工場以外の調査も行う。