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 「茶のしずく石鹼(せっけん)」の旧商品を使って小麦アレルギーを発症したとして、男女20人が販売会社など3社に計約2億8千万円の損害賠償を求めた訴訟が18日、大阪高裁で和解した。原告側弁護団によると、3社が解決金として計約1億1600万円を支払う内容。

 3社は、販売元の「悠香ホールディングス(HD)」(福岡)と、製造した「フェニックス」(奈良)、原材料を製造した片山化学工業研究所(大阪)。弁護団によると、和解条項には解決金の支払いのほか3社が社会的・道義的責任を認め、遺憾の意を表明することが盛り込まれた。

 昨年3月の一審・大阪地裁判決が命じた賠償額は計約4200万円。原告側弁護団は「十分とは言えないが、増額した解決金が支払われる和解内容で意義がある」としている。

 悠香HDは「コメントできない」、フェニックスは「和解調書が届いていないのでコメントは差し控えます」、片山化学工業研究所は「道義的責任の見地から和解に応じることとした」などとしている。(米田優人)