ポニーが運ぶお弁当 「ウーマーイーツ」はゆっくり届く

河合博司
【動画】ポニーが弁当配達。名付けて「ウーマーイーツ」=河合博司撮影
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 コロナ禍のもとで脚光を浴びる飲食宅配サービスに名称がそっくりな、「ウーマーイーツ」というサービスが山梨県富士吉田市内で話題だ。自転車でさっそうと――ではなく、16歳の雄のポニーがゆっくりと馬車を引き、弁当を運んでいる。

 ペレットストーブ販売を手がける地元の「ナックス」が、笑いで街を元気にしようと始めた。市内の飲食店の弁当を預かり、無償で配達。富士吉田市は流鏑馬(やぶさめ)祭りやかつての馬車鉄道など馬と縁が深く、担当の羽田信(まこと)さん(37)は「馬とのふれあいを日常風景にするのが夢」と話す。

 馬の名前はベートーヴェンで、「弁当便」という当て字とともに知名度は上昇中だ。18日は居酒屋など2軒の弁当47食分を市役所と銀行に届けた。から揚げ弁当を受け取った市職員の山崎笙子(しょうこ)さん(25)は「コロナで気分が下がっていたけれど、思わず笑っちゃいました」。(河合博司)

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