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 新型コロナウイルスのワクチンを公平に分配するための国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」は18日、開発中のワクチンについて、20億回分近くを確保できる見通しになったと発表した。参加する190カ国には、来年3月までに最初のワクチンが届けられる見通しだという。

 COVAXは、世界保健機関(WHO)などが主導して有望なワクチンを国際共同調達する枠組みで、日本も参加している。資金力のある先進国が個別に製薬会社と契約し、ワクチン確保を進めるなか、途上国が取り残されて必要とする人たちにワクチンが届かなくなる事態を避ける狙いがある。COVAXでは低中所得国92カ国に、13億回分のワクチンを来年中に届けることをめざす。

 COVAXは、安全性と効果が確認され、承認を受けたワクチンを20億回分、来年末までに確保することを目標にしてきた。すでに確保したワクチン候補が実用化されるかどうかは最後まで見通せないため、さらなる確保の努力を続けるという。(ロンドン=下司佳代子)