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 世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者、マイク・ライアン氏は18日の記者会見で、新型コロナウイルスの起源を調べる国際的な調査団を来年1月初めに中国に派遣する考えを明らかにした。

 調査団は武漢を訪問する予定で、ライアン氏は「調査の目的は、人の感染例が最初に見つかった場所に行くことだ」と述べた。「ビザやフライトの手配をしていて、まだ出発の日程は決まっていないが、1月の1週目に出発するだろう」とした。調査団は中国入り後、現地のルールに従い自己隔離が必要になるとの見通しも示した。

 調査団は、日本や米国などのウイルス学者や疫学者ら10人の専門家で構成される。WHO加盟国は5月の年次総会で中国への調査団派遣を決めた。中国も受け入れたが、米欧主導で調査が進むことを警戒し、「時期尚早」との留保をつけていた。ウイルス確認から1年が経っても調査が進まないことで、WHOを「中国寄り」とする米国などから批判が強まっていた。(ロンドン=下司佳代子)