[PR]

 JR九州と西日本鉄道は18日、来年3月のダイヤ改定を発表した。JR九州は福岡、熊本、大分、鹿児島で在来線の平日の終電時刻を10~25分繰り上げるほか、九州新幹線14本、在来線特急29本など計76本削減する。西鉄も天神大牟田線の終電時刻を最大約30分繰り上げる。両社ともコロナ禍で鉄道利用が落ち込んでおり、ダイヤの見直しで運行の効率化を図る。

 JR九州は来年3月13日にダイヤ改定を実施する。博多発の終電時刻は、鹿児島線の下りが20分早い午前0時6分、福北ゆたか線の上りが18分早い午後11時49分となる。

 また、九州新幹線は博多―熊本の「つばめ」12本、「さくら」2本を削減。特急も小倉―博多の「きらめき」4本、博多―直方の「かいおう」2本などの運行をとりやめる。博多―大牟田の「有明」は廃止。博多―大分・佐伯の「ソニック」12本など一部の特急は臨時列車とし、繁忙期のみ走らせる。

 JR九州の業績は厳しい。通期では284億円の純損失の予想で、上場以来、初の赤字となる見込みだ。今回の見直しで年間5億円程度のコスト削減につながるという。青柳俊彦社長は「今後も利用状況を確認し、時刻の修正や車両の増結、列車の増便や運転区間の延長などを行い、可能な限りダイヤに反映させていく」とコメントした。

 西鉄も来年3月中旬のダイヤ改定で、西鉄福岡(天神)発の終電時刻を25分早い午後11時35分とする。昼間の本数も減らす方向だ。

 JR東日本や西日本も同日、ダイヤ改定を発表した。JR東は在来線の終電時刻を最大37分繰り上げ、通勤時間帯の山手線の本数も減らす。JR西は近畿で終電時刻を最大30分早める。土休日は山陽新幹線の「こだま」を7本減らす。(松本真弥、原篤司)