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 「第3波」とも言われる新型コロナウイルスの感染拡大が続く。症状が出た人から相談を受ける保健所の業務も、医療機関と同じようにパンク寸前だ。師走も半ばの14日、都心に近い埼玉県でその業務に密着した。(編集委員・沢伸也)

 14日午前8時半。始業時間と同時に、机ごとに透明のシートで仕切られた部屋の中で、40台の電話が五月雨(さみだれ)式に鳴り出した。

 「熱は何度ですか」

 「もう少し入院は待ってもらえますか」

 「呼吸は困難ではないですか」

 市民から新型コロナに関する相談を受けている草加保健所(埼玉県草加市)の朝の風景だ。感染拡大が続くなか、担当の垣根を越えて全員で応対している。部屋の真ん中に置かれたホワイトボードには、自宅療養の人数のほか、入院、ホテル宿泊、PCR検査などの調整が必要な対象者の名前が並び、消されてはまた書き込まれていく。

「きょう透析しないとやばい人が」

 感染者担当の席の近くのラックに患者のファイルが何段にも積み上げられていた。職員たちはそれを見ながら、休む間もなく自宅療養者などに経過観察の電話を次々と入れていった。

鳴りやまぬ電話、応対する職員…。記事後半では、保健所内の様子が動画でもご覧頂けます。

拡大する写真・図版電話対応する部屋に置かれる感染者の資料=2020年12月14日午前11時33分、埼玉県草加市、長島一浩撮影

 その間にも「今日、透析しない…

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