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 日本航空の新しい格安航空会社(LCC)「ZIPAIR(ジップエア) Tokyo」が19日、成田―ホノルル線の運航を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、バンコク、ソウルに続く3路線目で、国内のLCCとしては初のハワイ就航となった。

 年末年始の駐在員や留学生の一時帰国需要などに、利用しやすい運賃を提供するとして、この時期の就航を決めた。第1便は乗客26人と北米向けの貨物14トンを搭載して、19日午後8時すぎに成田空港を出発した。同社によると、片道だけ予約した長期滞在者とみられる人が多かったという。

 現地で就職して先に渡航した夫(42)のもとに引っ越すという女性(43)は、長男(11)と次男(7)を連れて利用した。運賃や付帯サービスを合わせて3人で約12万円と、当初検討した外国航空会社よりも20万円近く安く、「これからの生活費に回せるので、助かる」。子どもたちは「英語がちょっと不安だけど、楽しみ」と口をそろえた。

 留学中の娘(20)の誕生日に合わせ会いに行くという神奈川県の女性(50)も「安くて驚く」。後から行く夫(55)とともに来年1月4日に帰国するという。コロナ禍での旅行に、「娘の部屋からほとんど外に出ない」。帰国後は2週間の待機が求められるが、夫はその間、自宅でテレワークをするという。

 ZIPのホノルル便は、臨時便として1月末までに13往復する計画。西田真吾社長は「コロナ後の準備をしておく」としながらも、「しばらくは不定期の運航を続けざるを得ない」と話し、2月以降も臨時便とする見通しを示した。(福田祥史)