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 【鹿児島】県と環境省は19日、出水市で回収したナベヅルとオナガガモの死骸から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。鹿児島大で高病原性かどうかの確定検査を行い、結果判明までに1週間程度かかる見込み。ツルから陽性反応が出たのは今季初めて。

 県によると、ツル保護監視員が18日、高病原性ウイルスが水から検出されているツルのねぐらから約500メートル地点でナベヅル、約50メートル地点でオナガガモの死骸を1羽ずつ回収。鹿児島大での遺伝子検査で19日、それぞれ陽性反応が出た。環境省は各回収地点から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。

 出水市によると、今季これまで検査したツルは43例。同市は20日、緊急会議を開き、ナベヅルの確定検査の結果が高病原性であった場合、防疫対策を強化することを確認した。有人消毒ポイントを6カ所設け、通行車両のタイヤを消毒するほか、宿泊・観光施設や駅など約50カ所に消毒マットと消毒液の無償配布などをするという。(城戸康秀、小瀬康太郎)