1枚紙からリアルな干支の牛 金沢の老舗紙店の店主考案
岡純太郎
迫り来る年の瀬を前に、金沢市の老舗紙店「紙文房あらき」(同市青草町)で、来年の干支(えと)・丑(うし)を作れる折り紙が販売されている。1枚の紙から折り出されるリアルな牛に、あなたも挑戦してみては。
折り紙の牛は、店主で様々な折り方を研究する荒木崇さん(40)が約100通りの試作を重ね、約1カ月かけて完成させた自信作。難易度別に初級~上級の3通りを考案し、上級は紙の表裏の色の違いを利用する折り方「インサイドアウト」も採り入れた。荒木さんは「軽い紙ですが、完成した牛の重厚感が伝わればうれしい。家族で楽しんでほしい」と話した。
初級(税込み800円)と、中級・上級(同1千円)の2種類で販売。それぞれ練習用の紙と本番用の和紙、折り方の詳細な説明書が付く。同店やオンラインショップ(https://www.arakigami.com/)で購入できる。(岡純太郎)