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 南海トラフ地震の液状化現象で、避難路の路面が泥状化した場合の避難速度の低下(低減率)などを調べる県のモデル実験が20日、高知県中土佐町の上ノ加江漁港公園周辺であった。

 会場に深さ約5センチ、長さ約10メートルの泥状の道を再現。同じ長さのアスファルトと砂地の計3種類の道を小学生や高齢者ら約15人が歩いたり、車いすやリヤカーを押したりして、かかった時間を比較した。

 地元の上ノ加江地区自主防災会から参加した出来勇蔵会長(61)は「車いすやリヤカーで泥の道を進むのは非常に難しかった。地元は液状化が発生する可能性が高く、避難のルートを考える際にこの経験を生かしたい」と話した。

 実験は、県が設けた専門家らの「避難路の液状化対策検討会」の了解を得て実施された。県によると、低減率は東京都が示しているが、実験を通して独自に算出し、今後の液状化対策の指標にするのがねらいという。(今林弘)

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