伊藤誠
コミュニケーションや頭の体操ができると人気がある、NPO法人奈良県健康麻雀(マージャン)協会主催の「健康麻雀教室」が17日、三郷町の町文化センターで行われた。今年は新型コロナウイルスで休止した期間もあったが、同町での開催はこの日が年内最後。参加者たちは、きっちりと感染予防対策をして臨んだ。
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「(酒を)飲まない」「(たばこを)吸わない」「賭けない」のが健康麻雀。同協会は県内10カ所で教室を開いている。参加者はほとんどが60~70代で、女性が多い。
同町文化センターでは週1回開かれているが、新型コロナのため3~5月は休止に。6月の再開後も、使っている部屋の定員が半分に縮小された。同協会理事長の石垣和美さん(48)は「一時はくじけそうになりましたが、『楽しみにしてるんや』という声もいただいたので、早くから感染予防に力を入れました」。
この日は年内最後の健康麻雀をたっぷり楽しんでもらおうと、換気ができる広いホールを借り、14卓を並べた。それぞれの卓には飛沫(ひまつ)防止用のシールドが取り付けられ、全員マスク着用。牌(パイ)も点棒も常に消毒剤で除菌し、参加者も検温や手指消毒をした。
対局中の参加者たちの表情は真剣そのもの。「ツモ」「それ、当たりや」で1局が終わると、「すごいなあ」「だめやったか」と笑みがこぼれた。
健康麻雀歴は約2年という同町夕陽ケ丘の山形敬子さん(71)は「いろんな人とできて楽しいので、再開した時はうれしかった。来年も健康のために続けます」と話していた。
健康麻雀教室の問い合わせは同協会(090・5136・8365)へ。(伊藤誠)
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朝日新聞奈良総局