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 大和ハウス工業が、新卒の工業高校の生徒を採用し、専門学校で学ばせるなどして建築現場の監督者に育成する取り組みを始めた。これまで大学や専門学校などの卒業生を採用していたが、人材を多様化して社内の活性化につなげるねらい。経済的な理由で就職をめざす生徒も支援する。

 採用する職種は、住宅やビルの建築現場を監督する施工管理職。大卒者中心に年100人規模を採用してきたが、2018年度から首都圏の工業高校の生徒も年10人前後採り始めた。

 高卒者は入社後2年間は建築の専門学校に通う。出社は月数回で企業理念や技術者の心構えを学ぶ。学校の夏休みなどは建築現場で仕事を体験する。専門学校の学費を同社で負担し、給与を支払うという。

 3年目から施工管理職として働き、その後は大卒社員らと同じ扱いになる。今年度から「1期生」が働き始めたが、配属先からは「モチベーションが高く、ガッツがある」などと評価する声が多いという。

 菊岡大輔・東京本社人事部長は「早く自立したいという強い気持ちを持つ高卒者を採ることで、大卒の社員にも刺激となり、切磋琢磨(せっさたくま)することで企業にプラスになる。取り組みがうまくいけば、関西圏などでの採用も検討したい」と話す。(生田大介)