「やってくれたな協会」 五輪切符つかんだ野中の怒り

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吉永岳央
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 夢だった東京五輪の代表に内定したというのに、23歳のアスリートは表情を曇らせていた。スポーツクライミング女子の金メダル候補、野中生萌(みほう)(XFLAG)だ。「なんかもう本当に息苦しいし、心苦しい……。でも、やっと終わった」。言葉を選びつつも「よくもやってくれたな協会、って思っています」と怒りさえにじませた。心をここまでとがらせたのはなぜか。その思いに迫った。

 東京五輪の新競技として注目を集めるスポーツクライミングの代表枠は、男女とも2。選考は複雑な経緯をたどり、なかなか決まらなかったことが大前提にある。

 日本山岳・スポーツクライミング協会は、昨年8月の世界選手権で日本勢最上位だった楢崎智亜(TEAM au)、野口啓代(同)を代表に決め、残る男女各1枠はその後の大会で選ぶ方針だった。

 それに対し、国際スポーツク…

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