田中ゑれ奈
世界の動きが止まった2020年。関西の美術界にとっても試練の年だった。
神戸市立博物館の「コートールド美術館展」や兵庫県立美術館の「テオ・ヤンセン展」、ロームシアター京都でのダムタイプの18年ぶり新作公演など、無数の催しが中止に。2回目の奥能登国際芸術祭は来秋に延期され、改修を終えた京都市京セラ美術館の大々的な開館記念展は、会期と作品数を大幅に絞っての開催となった。
厳しい制約の中で、一つひとつの展覧会の重みを再認識する機会も多かった。兵庫県立美術館の開館50周年記念「超・名品展」はわずか6日間で終了したものの、日本近代美術に対する固定化された評価を離れて作品を語り直す趣向は、示唆に富んでいた。
国内外の行き来がほぼ不可能に…
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