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 1886(明治19)年開学の実用英語専門校「パルモア学院」(神戸市中央区)が22日、最後の卒業生を送り出し、134年の歴史に幕を下ろす。著名人を含め約3万5千人が学んだが、近年は生徒数が減り続けていた。港町・神戸の象徴がまた一つ消える。

 学院によると、アメリカ人宣教師ジェームス・ウィリアム・ランバス(1830~92)が、神戸の外国人居留地に作った読書室がはじまり。神戸市誕生の3年前のことだ。宣教師たちが社会人に、英会話や聖書を教えた。校名は、創立時に多額の資金と本を提供した牧師の名前からとられた。ジェームスの息子のウォルター・ラッセル・ランバス(1854~1921)は、後に関西学院を創設したことで知られる。

 1908年には神戸・元町に校舎を建てた。英語が敵性言語とされた戦時中も、校名を「成蹊学院」や「大東亜学院」に変えながら英語教育を続けた。

 戦後は4年制の各種学校に。宣教師の給料は米国の教会持ちだったので、授業料は比較的安かった。海外旅行は庶民にはまだ遠い時代だったが、「読む」「聞く」「書く」「話す」の実践的な英語を求める学生や社会人の間で評判になっていった。

 ピーク時の1960年代には年…

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