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 12年間、寡黙に走り続けた。プロ野球・阪神の上本博紀内野手(34)が21日、現役引退を決めた。早大野球部で「同期」だった記者が素顔の一端を紹介する。

 阪神担当をしたことのある同業他社の記者から言われたことがある。「(君は)彼と同期やろ? 彼は全然しゃべらんね」。本音を隠して、「そうっすね」と相づちを打った。

 「彼」とは、上本のことだ。確かに、在阪スポーツ紙の記事に上本のコメントが載ることは少なかった。早大野球部で4年間ともに戦った仲間としては、正反対の素顔ばかり見てきた。

 広島・広陵高で選抜優勝に貢献した二塁手として、推薦で入部した上本。一言でいえば、「センスの塊」だった。1年春から不動のレギュラーとなり、エリート街道を突き進んだ。一方、山梨の県立高から一般入部した僕は、イップスを抱えるへたくそな外野手。裏方の仕事をこなしながら、上本のプレーをあこがれのまなざしで見ていた。

阪神の上本博紀内野手が引退を決断しました。記事後半では、早大時代に同期だった記者が思い出とともに、寡黙な34歳の素顔を描きます。

 上本は入学前こそクールなイメ…

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