繁昌亭大賞によね吉さん 配信落語で紋四郎さんに特別賞
篠塚健一
上方落語の定席「天満天神繁昌(はんじょう)亭」(大阪市)で活躍した落語家を表彰する第15回繁昌亭大賞に21日、桂よね吉さん(49)が選ばれた。奨励賞は笑福亭由瓶(ゆうへい)さん(49)。初めて設けられた特別賞には、コロナ下で率先して落語の生配信を広めた桂紋四郎さん(32)に決まった。
受賞の言葉
桂よね吉さん、笑福亭由瓶さん、桂紋四郎さんの喜びの声や集合写真をご覧いただけます
よね吉さんは京都市出身。1995年に故桂吉朝に入門し、華のある高座で芝居噺(ばなし)や人情噺などを手がける。「舞台人にとってどうなるかわからない状況で、なんとか頑張ろうという勇気を頂いた」と話した。
笑福亭鶴瓶の弟子で、新作の爆笑落語などを手がける由瓶さんは「ここからがスタート。賞をとってやりおんなあというところを見せたい」。ユーチューブで、落語会の配信に取り組む三代目桂春蝶(しゅんちょう)門下の紋四郎さんは「配信なら全国の人に見てもらえます。上方落語のブームを起こしたい」と話した。(篠塚健一)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら