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 日本銀行が21日発表した7~9月期の資金循環統計(速報)によると、9月末時点の家計の金融資産残高は前年比2・7%増の計1901兆円で、統計を比較できる2005年以降で最高だった。このうち「現金・預金」が同4・9%増の1034兆円を占め、残高、伸び率とも過去最高を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大で消費を控える傾向が続き、現金や預金が積み上がった。

 株価が3月の急落後に持ち直したことから、資産のうち「投資信託」が同1・6%増となり、3四半期ぶりに前年比で増加に転じた。「株式等」は同1・8%減と、15・6%減だった3月末から2四半期連続でマイナス幅が減少した。

 一方、9月末時点の日銀の国債保有残高は前年比8・3%増の542兆円で、全体の45・1%を占めた。残高、全体に占める比率ともに過去最高を更新した。(渡辺淳基