[PR]

 英国で確認された強い感染力を持つとされる新型コロナウイルスの変異種が、イタリアや豪州などでも見つかった。感染力がこれまでより最大で7割高いとされ、クリスマス休暇で人の行き来が増えるのを前に、世界各国が英国などからの入国禁止に乗り出した。開発されたワクチンは変異種にも有効とされ、欧州連合(EU)は正式承認した上で、月内に接種を一斉スタートさせる方針だ。

 英国のハンコック保健相は20日、「(変異種を)制御できていない状態だ」と認めた。英政府によると、変異種は9月に国内で出現。現在英国で流行しているウイルスのうち、変異種が支配的な型になりつつある。11月後半にロックダウン(都市封鎖)を導入したにもかかわらず、12月に入院患者が急増した原因になったとみられるという。

 変異種との関連は不明だが、欧州では11月に多くの国がロックダウンを課したにもかかわらず、12月以降も1日の感染者数が1万~3万人前後で高止まりしている。

 世界保健機関(WHO)によると、英国と同じ変異種がデンマークで9件、オランダ、豪州で1件ずつ確認された。WHOは「豪州ではそれ以上広がらなかった」としている。イタリア保健省は20日、数日前に英国から航空便でローマに到着した乗客から変異種が見つかったと発表。21日から英国からの航空便乗り入れを停止した。

 仏政府も英国からの入国を同日午前0時から48時間、禁じることを決めた。物流も停止し、往来再開の際には、新たにPCR検査の実施を義務づける方針だ。ドイツも航空便の受け入れを停止。同様の措置はベルギーやオランダなどの欧州各国のほか、イスラエルやカナダ、アルゼンチン、チリなど世界に広がった。

 さらに、AFP通信によると、南アフリカでも変異種が確認されたため、スイスとイスラエルは南アからの入国も禁止。トルコは英国とオランダ、デンマーク、南アフリカからの旅客機の乗り入れを停止し、サウジアラビアは国際線の受け入れを全面的に一時停止した。

仏保健相「自国ですでに流行の可能性、十分」

 フランスやドイツなど、欧州の…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら