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 16回目となる「M―1グランプリ」の歴史で、最も異色の王者と言っていいだろう。

 野田クリスタル(34)と村上(36)のマヂカルラブリー。しゃべくり漫才で爆笑を起こした前回王者のミルクボーイとは違い、視覚的な笑いで混戦を制した。

M-1取材は7回目。篠塚健一記者の解説を、朝日新聞ポッドキャストでもお聞き下さい。

言葉なきボケ

 最終決戦のネタは、「つり革」。床を転げ回って、とてつもなく揺れる電車の車内を全身で表す野田のボケに、温かみのある村上が突っ込む。同じようなテイストのネタで挑み、10組中10位の最下位に終わった2017年の雪辱を果たした。

敗者復活はぺこぱ敗退
 決勝に先立つ敗者復活戦は15組で戦われ、インディアンスが選ばれた。新型コロナウイルス感染で欠場を余儀なくされた祇園の木崎太郎に触れたり、会場となった屋外での寒さをネタにしたりとこの日ならではの漫才を展開。昨年3位で、知名度の抜きんでるぺこぱらを上回った。

 「3年前の決勝のネタは、老若男女の方がいる寄席みたいなところでは全然ウケなかったんです。今年の2本は多少は反応が返ってくるんで、みなさんが笑えるようなネタになっているのかなと思います」

 会見の席で村上は興奮する様子もなく、落ち着いてそう自己分析した。

後半の読みどころ
優勝会見で野田クリスタルは何を語ったのか。マヂカルラブリーの勝因とは?最終決戦の審査員票も含めて考えます。

 1本目の高級フランス料理店も…

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