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 看護師への傷害容疑で16日に逮捕されてから5日。逮捕翌日に病気治療を理由に釈放されていた原仁史・雲南市長が21日、弁護士を通じて辞職願を提出した。後援会幹部の一人は「当然の流れ」と受け止める。市長選は、2月上旬までに行われる。

 市議会事務局によると、辞職願の取り扱いは22日にも市議会の議会運営委員会で協議する。本会議で同意されれば、失職が確定するという。辞職理由について「まだ議会に通知しておらず言えない」としている。

 後援会幹部の一人は「本人とは音信不通のまま。辞職は必然の流れ。年末も押し詰まっているし、後援会としてはどうしようもない」と話した。原氏に市長選への立候補を要請した陣営関係者は「こういう事態になり、被害者だけでなく市民の皆さんに申し訳なく感じている。原氏はまじめな人で、市長就任前にいろいろ考えている様子は見ていたが、就任後は会う機会がなく分からない」と話した。

 辞職願を受け取った佐藤隆司議長は「真摯(しんし)に受け止め、法に従って粛々と手続きを進める」。速水雄一前市長は「こうなった以上、市のこれまでのまちづくりに理解がある人に市政を担ってほしい」と話した。

 公職選挙法の規定では、市長の辞職願が受理されてから5日以内に選挙管理委員会に通知され、50日以内に市長選が実施される。

 原市長は16日午前6時50分ごろ、入院先の出雲市内の病院の廊下で看護師の女性に暴行しけがをさせたとして、同日、傷害容疑で逮捕され、17日に釈放されていた。(長田豊、榊原織和、清水優志)