[PR]

 欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は21日、EUで初めてとなる新型コロナウイルスワクチンの使用を承認した。ドイツのバイオ企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーとが共同開発したワクチンで、27日から3日間を「ワクチン接種デー」とし、加盟27カ国が接種に乗り出す。

 専門機関の「欧州医薬品庁」(EMA)が21日にワクチンの安全性や効果を確認したことを踏まえ、2~3日後だとしていた正式承認を同日中に出した。

 EMAは「ワクチンだけで日常生活が戻るわけではない」と指摘し、マスクの着用や手洗いの励行などを改めて呼びかけた。また、英国で確認された強い感染力を持つとされるウイルスの変異種に対しては、今回のワクチンが「現時点で、効かないという証左はない」などと説明した。

 EUは、加盟国を代表する形で、今回のワクチンを最大3億回分購入できる契約を結んでいる。(ブリュッセル=青田秀樹)