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 挫折経験があること――。そんな入門条件を掲げるアマチュアのプロレス団体がある。その名も「成り上がり」。東京・御茶ノ水にある道場で、素人レスラーたちが人生のやり直しに挑んでいる。

 現役プロレスラーで、代表を務める男色ディーノさん(43)は、特異な団体を立ち上げた理由について、「プロレスは見ている人を喜ばせるために、わざわざ痛い思いをする。誰かのためにという思いが人に前を向かせる。人生の再起を図る場所にしてほしい」と言う。根底にあるのは、うつ病の知人がレスラーとしてリングに上がり、病気を克服した実体験だ。

 派手な技の応酬が成り立つのは、強靱(きょうじん)な肉体があってこそ。入門者の目標が、本物のレスラーになることである必要はない。血のにじむような努力の末に達成感を味わい、新たな目標へ進むきっかけにしてくれればいい。ディーノさんは「成り上がり」という団体名に、そんな願いを込めたという。

 メンバーが抱える事情は様々。…

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