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 学ぶことに年齢は関係ない――。ケニアのおばあちゃんが小学校に通う姿を追った「GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生」が25日から公開される。「世界の果ての通学路」でも知られるフランスのパスカル・プリッソン監督による、教育や学校の貴さを感じさせてくれるドキュメンタリーだ。

 小さな村で助産師として働き、3人の子ども、22人の孫、52人のひ孫に恵まれたゴゴ。幼少期は満足に学べず、「教育の大切さを伝えたい」と、ひ孫と一緒に小学校に入学した。寄宿舎で寝起きし、時には先生に叱られ、授業や試験に奮闘する姿が映し出される。

 プリッソン監督は「世界で最も高齢の小学生」というゴゴの存在をナイロビの友人から聞き、会いに行った。第一印象は「豊かな表情、知性に満ちた目線が印象的だった」。ケニアでの撮影経験が長く現地の言葉も話せる監督をゴゴも受け入れ、「自分の経験が学校に行っていない女の子たちのお手本になるなら」と撮影を快諾した。

 ゴゴは「映画」というものを知らなかったが、監督は「カメラを見ないで、普段通りの生活を」と伝え、生活を共にしながら信頼関係を築いた。ただ、授業で10×10は?との問いに「100」と誇らしげに答えるカメラ目線は、そのまま使った。「村を出るのも初めて」という修学旅行での喜びに満ちた表情や白内障の手術など、予想外のドラマも。「ドキュメンタリーは何が起こるかわからない冒険の連続。文化も環境も全く異なる人たちと出会って、人生の一部を共有する素晴らしさがある」と監督は感慨深そうに語った。

 こうした関係は撮影後も続く。…

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