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 捜査当局による安倍晋三前首相への事情聴取は、内閣支持率が急落し、求心力に陰りを見せる菅義偉首相にとってさらなる痛手となりそうだ。閣僚の一人は「菅さんは安倍さんの『後継者』。官房長官としてもさんざんかばってきた」と話し、首相にも発言の整合性について説明責任があるとの見方を示す。

【動画】「桜を見る会」の前日に開かれた夕食会を巡る費用問題。安倍氏の国会での答弁を振り返る

 「桜を見る会」前日の夕食会をめぐっては昨年11月、一部費用を安倍氏側が負担したのではないかとする疑惑が浮上。当時の菅官房長官は記者会見で「5千円でできないことはないんじゃないか。私どもは色々やっている」などと説明し、国会でも野党の指摘に向き合おうとしなかった。

 問題が再燃した今年11月には、再調査にも否定的な考えを示した。首相周辺は「菅さんは安倍氏の主張をなぞっていただけだ」とかばいつつも、安倍氏の聴取を「嫌な流れだ」と懸念する。

 菅政権発足当初、報道各社による世論調査の内閣支持率は70%前後あった。だが、新型コロナウイルス対応や、多人数でステーキ店で会食していたことなどが批判され、朝日新聞が19、20日に実施した世論調査では、前月から17ポイント減の39%に急落した。

 菅政権の幹部らは、安倍氏への批判が菅政権に向かうことはできるだけ避けたい考えだ。安倍氏は首相時代、国会で語気を強めて補塡(ほてん)疑惑を否定。安倍氏に説明を求める野党を逆に批判するなどしてきた。

 こうした経緯を踏まえ、自民党…

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