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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた今季のプロ野球をめぐり、12球団の社長らが朝日新聞の取材に応じた。球団内で複数の新型コロナ感染者が出るなどし、前社長が引責辞任した阪神では、12月1日から球団社長を兼任する藤原崇起(たかおき)オーナーが、書面でインタビューに答えた。

 ――どんなシーズンでしたか。

 「コロナ禍によりシーズンの開幕が遅れ、また開幕後も無観客での試合開催から始まり、途中から有観客となったものの、感染拡大防止の観点から入場者数に制限がかけられるなど、球団経営の観点からは非常に厳しいシーズンとなりました」

拡大する写真・図版藤原崇起オーナー兼球団社長

 ――新型コロナへの対応を迫られながら開幕にこぎ着けました。

 「阪神タイガースとしては、野球の灯(野球文化)を途絶えさせないということを最優先に掲げ、全120試合の挙行をめざした。感染症の専門家や国・地方公共団体、保健所のご意見などを参考にしながら、社会の中のプロ野球を常に意識して、手探り状態だったが、必要な準備を整えて、何とか約3カ月遅れの6月19日に、無観客ではあったが、開幕を迎えることができました」

拡大する写真・図版1軍の公式戦の有観客化を前に2軍のオリックス戦に試験的に少数の観客を入れた=6月23日、阪神甲子園球場

 ――その後、有観客となるにあたって気をつけた点は。

 「有観客に切り替わった後は、来場者への感染予防に関する周知・啓蒙(けいもう)に注力しました。サーモメーターを導入して入場時にお客様の検温を実施し、発熱・体調不良のお客様やマスク不着用のお客様の入場をお断りすることから始めた。入場後のマスクの常時着用、大声をあげての観戦自粛、密集回避や時差退場などについて、球場ビジョンやポスター掲示、係員による巡回、プラカードなどで常に働きかけ、お客様に安心して観戦いただくための努力を続けました」

 「ファンの皆様には、球場に行きたくても行けない、あるいは応援スタイルの変化など、多分に不自由をおかけしたが、それでも何とか無事シーズンを終えることができたのは、関係各所のご支援・ご協力とともに、阪神ファンだけでなくプロ野球ファンの大きなご支持・ご支援のたまものと感謝しています」

 「球場で働くスタッフの感染予防も徹底し、出勤時の体調チェックや更衣室・休憩室での密回避の施策、マスクなど感染対策資材の確保など、スタッフからの感染拡大を防ぐことにも最大限努めました」

 ――今季の売り上げはどうでしたか。

 「観客の安全・安心を最優先し…

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